童謡歌詞集｜作詞家　煌田三山

童謡歌詞「小鳥さんの子守歌」

作詞家　煌田三山

 

私は、おんぶで育ててもらった世代です。

 

おんぶ紐＝
どの家庭にもおんぶ紐というものがあって、
親や兄姉に、そのおんぶ紐でおんぶされるんです。

 

どの幼児もおんぶが好きで嬉しいんです。

 

少し大きくなると、背中で、「あっち、こっち」と、小さくてかわいい人差し指でおねだりします。

 

おぶってくれる人の右肩から見たいところが見えなくなると、左肩に顔を置いて一緒に行先や景色を見るんです。
そして、親の背中からある響きを持った声が聞こえるんです。
「そうか、そうか。よしよし。こっちへ行こう、こっちだね。」

 

幼児は決まって、嬉しくて足をバタバタさせたのでした。

 

寒い時は＝
寒い時は、ちゃんちゃんこ（綿入れ）を使います。
二人の体温と、綿入れであったかいんです。

 

古い世代ですねえ。

 

今は抱っこ紐で、時々、前に子供を連れた人を見かけます。
たいていは、小型の乳母車です。

 

どちらも便利にできてます。

 

大きくなったら＝
新しい世代の子供も大きくなったら、抱っこ紐や乳母車のことを思いだして、「昔はねえ・・・」と、聞く人が居なくても語るのでしょうか。

 

そう言えば、こたつ（炬燵）も無くなるんでしょうかねえ。
「あったかくて、経済的なのにねえ。」・・・（笑）

 

人は、誰も聞いてくれなくても、一人語りをしても、「愛」を懐かしむんです。
自分もそうして来たけど、もっと「愛」が出来たのにと思うことがあります。

 

愛のうた＝
皆さんは、子守歌を歌ってもらっていたでしょうか？
そこには、「愛の眼差し」があったと思います。

 

子守歌を歌う人は、子供を寝かせる得意パターンがあったと思います。
例えば、ほっぺに顔を当てて、子供をにこやかにさせて、安心させて、愛の眼差しで歌います。
「美しいいなあ」「可愛いなあ」と思いながら。

 

そうすると、「すぐに眠ってくれるの」って。

 

※時々、どうやってもどうしても泣いてとまらないことがあるんですけど。

 

子守歌を書きました。
使ってください。

 

童謡歌詞「小鳥さんの子守歌」

作詞　煌田三山　

 

ねんねんねんいい子だね　ねんねんねん
ねんねんねんいい子だね　ねんねんねん
と体を揺すって歌って、寝かせてもらいました。

 

お母さん、お父さん、おばあちゃん、お姉さん、あなた
今度は、私が歌って寝かせてあげる

 

「小鳥さんの子守歌」

 

一、
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
優しく抱いて温めてあげる
小鳥さん　小鳥さん　大好き
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん

 

二、
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
あなたのおかげ　幸せだから
小鳥さん　小鳥さん　ありがとう
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん
ねんねんねん　ねんねんねん

 

 

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