ムード歌謡歌詞集｜煌田三山

ムード歌謡歌詞「雨の日の恋物語」

作詞家　煌田三山

 

雨の日

子供の頃、雨の日は遊びに行けなかったんです。
家族でのお出かけの約束も、友達との遊びの約束も流れました。

 

そのせいで、雨は苦手でした。

 

でも、大人になって、ほどよい雨が好きな人もいることを知りました。
農家の人、雨具関係の人、雨の日は休みで子供と遊べる人
そして、どこにもいけないで恋人と部屋で語り触れ合う人
雨と紫陽花（アジサイ）が好きな人、母さんと長靴で歩くのが好きな子

 

それから、いろんな雨を知り、水の力を知りました。

 

ただの雨が好きとか嫌いでは無くなったんです。

 

知るほど、雨と語ると言いますか、雨の言葉に心を寄せるようになっていました。

 

分かり合うこと、心を寄せ合うことが出来ることを知りました。

 

主人公のこと

主人公は、学生の彼と始めた同棲でした。

 

若さゆえに言葉も行動も、お互いにぎこちないんです。
その頼りなさが、余計に恋心を強くしました。

 

しかも、彼には付き合ってるという噂の人が居ました。

 

＝恋は一途、愛は深い

胸を焦がし、顔を火照らせ、恥ずかしさを不安と喜びに変えていきます。

 

その恋心も、
知り合うほど、いたわり合うほど、育ち合うほど、愛を伴い深くなります。

 

＝すれ違い

一人は、驚かせようと思ってた。
もう一人は、このままずっとと思ってた。

 

小さな秘密が、大きな亀裂になって、終わったように思われた。

 

＝再会

それは、雨があの時のように降り続いた夜でした。

 

携帯が鳴って、彼が外にいて、ずぶぬれで、笑ってたんです。
見つめ合居ました。
そのまますがりつ来ました。
胸に目頭を押し当てて泣いたら、熱い涙が彼の背広に染み込んでいったんです。

 

もう放さない
もう放さないで

 

ﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟﾟ･*:.｡..｡.:*･ﾟ

「雨の日の恋物語」

「雨の日の恋物語」
煌田三山　作詞

 

１．秘めた恋に　雨が優しく降り注ぎ
それはまるで優しく抱かれた柔らかなぬいぐるみ
言葉より唇で　燃え上がるこの胸は
あなたを求めています
参考書　まばたき　キーボード　打ち込み続けるあなた
今すぐ隣に座って体寄せちゃいそうです
秘めた恋に　雨が優しく降り注ぎ
それはまるで優しく抱かれた柔らかなぬいぐるみ

 

（RAP
雨の日の恋物語　私のお部屋
いつの間にか　あなたのシャツがたまり
私のワンピと並んでた
愛をささやき合って　満足し合っていた
それもとても素敵なこと　その上励まし合うようになっていた

 

なのに　雨は　優しいだけじゃなかったのね
あなたは　やらなきゃいけないことがあると出て行った
終わりは　あっけなかった
きっとあの人とよりを戻したのね
優しい雨の恋物語は終わったのよ
RAP）

 

２．諦めても　諦め切れず降りしきる
その時なの携帯明るく懐かしいメロディが
お帰りとすがりつく　こみ上げる喜びを
受け止めて抱きしめ笑う
卒業を　してから　落ち着いた　連絡しないでごめん
せき切る涙が熱く背広に沁みてく
諦めても　諦め切れず降りしきる
その時なの携帯明るく懐かしいメロディが

 

 

メモ１
「秘めた恋」
秘めた恋は　ときめきもあるけれど
待ちわびる　心の中に　振る雨は冷たいから
あなたのあの椅子に　ベアーのぬいぐるみを　座らせて
笑いかけるよ

 

今夜も会えるのかしら
私は　あなたに優しく抱かれるだけでいい

 

夕べの夢を二つのグラスに注いで飲み干す

 

 

メモ２
雨の日の恋物語　秘めた恋の行方
ハッピーエンドか　寂しさの果てまで突っ走るのか

 

夢中になるほど　苦しくなる恋よ
叶えて　叶えて　

 

投げ銭ご寄付
投げ銭ご寄付ページ