ユホロとサカロ｜無料レンタル歌詞　煌田三山

ユホロとサカロ｜無料レンタル歌詞　煌田三山

 

ユホロは、今は無名でも、きっと素敵な誰かとめぐり合う。
その時、下積みの木に花が咲くでしょう。

 

誰かとは、きっとあなたです。

 

彼が、成長する姿をあなたが描いてくれるからです。
それが、彼が夢に目覚める時です。

 

ありがとう！

 

ユホロとサカロ

 

ユホロとサカロ
作詞　煌田三山

 

ユホロ、ユホロ、ユホロは、いつも「お金が欲しい。」と思っていた。
ママに「どれくらい欲しいの？」と聞かれても「いっぱい。」と答えて笑ってた。星を見ながら「一生って、何だろ？」と好きな人に真面目に話しかけられた時、「今を生きればいいんじゃない。」と答えて、次の日から会えなくなった。ユホロ、ユホロ。いつも、何かに怯えてた。

 

ユホロ、ユホロ、ユホロは、いつも「金が欲しい。」と思っていた。
夜には、今日のラーメンが食べられれば良かった。「いつものやつ！」と、気取って言うのが偉いと思っていた。バイトでお金が入ったら、それ以上に飲み食いして、なけなしのポケットに手を突っ込んで帰り道、失恋の歌に思いを込めた。ユホロ、ユホロ、いつも、何かに怯えてた。

 

ある日、サカロが帰って来た。中学を出て、家の事情で働きに出たやつ。ユホロには、「俺、働きに出るよ。」と言った。他のやつには、「母ちゃんと弟を楽にしてやるんだ。」と言った。卒業式の後、ユホロは古い腕時計をサカロに渡して言った「元気でな。」
帰って来たサカロは、料亭にユホロを誘って、上座に座らせた。「俺が世話になっている会社で働かないか。」その時、サカロはあの古い時計をしていた。ユホロはすぐそこをやめた。ユホロ、ユホロ、いつも、何かに怯えてた。

 

とうとう友達が言った。「お前の良い所は、コツコツやり遂げる所だよ。思い出してごらん。」ユホロは、笑った。「それでな、おまえ、ちょっと頭を下げればいいんだよ。」ユホロは、ムッとした。

 

そうなんだ、ユホロ、運は呼ばなきゃ。その日、ママが言った。「コツコツやり続けることが出来るじゃないか。それとね、腹を立てない練習をしてごらん。うまく行くから。」
ママは、寝ないで泣いた。「可愛いユホロ。」涙で枕を濡らした枕を残して出て行った。ユホロは自分が開けた壁の穴に、枕を投げつけた。

 

ユホロは叫んだ。「僕は優しい気持ちでいるのに、なぜわかってくれないんだ。悪口を言ったり怒ってばかり。」ユホロ、ユホロ、ユホロ、ユホロ。ユホロ、ユホロ、ユホロ、ユホロ。
「仕事はね、誰かのために役に立つことだから、そう思ってやってみないか。」職場でサカロが教えてくれたじゃないか。
壁の穴から声がした。悲しさをとても我慢した声がした。

 

ユホロ、ユホロ、ユホロは、いつも「お金が欲しい。」と思っていた。
ママに「どれくらい欲しいの？」と聞かれても「いっぱい。」としかいえません。星を見ながら「一生って、何だろ？」と好きな人に真面目に話しかけられた時、「今を生きればいいんじゃない。」と答えたら、会えなくなりました。ユホロ、ユホロ。いつも、何かに怯えてた。

 

（サカロ）
ユホロ、今がお前の始まりなんだ。
お前、頭を下げて・・
今から始めよう。

 

頭を下げれば、怯えることはない。

 

ユホロ、今がお前の始まりなんだ。
お前、頭を下げて・・
今から始めよう。

 

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